矯正歯科について
矯正治療の考え方
- 乳歯列期の治療(およそ4歳前後に開始)(通院は3か月に1回が基本)
反対咬合(前歯部、臼歯部)、習癖に関わる開咬に対して可撤式装置やマウスピース等を用いて治療していきます。基本的にX線等による診査の必要はありません。 - 混合歯列期の治療(およそ7~8歳から開始)(通院は3か月に1回が基本)
永久歯萌出スペースの形成や顎の成長を主にコントロールする治療が基本です。
可撤式装具をメインに萌出してくる永久歯列に合わせて、装具の変更等を行いながら治療していきます。治療の過程で前歯部にのみワイヤーを装着する場合もあります。
治療前に、治療計画の立案のための診断が必要となります。 - 永久歯列期の治療(およそ11~12歳から開始)
この治療は混合歯列期からの継続治療としてまたは永久歯列期になって初めて開始するワイヤーを用いた治療となります。個々の歯のコントロールが主となります。
治療前に、治療計画の立案のための診断が必要となります。 - MTM(年齢に関係なく)
少数歯の治療を希望された場合(例えば、1本の前歯の反対咬合など)に対応します。 - 矯正治療ではありませんが、交換期以前にやむをえず乳歯を抜歯する場合があります。その結果、生え変わりの永久歯の萌出スペースが狭くなり、歯並びが悪くなる可能性があります。その、防止の対応を致します。